喜門岱小学校                 《 校長挨拶 》

 
                   室蘭市立喜門岱小学校長 角 田  拓

 喜門岱小学校がある室蘭市は、渡島半島の向かい側で噴火湾の東の緑を形成する絵鞆半
島にあり、良港に恵まれ、古くから鉄の町として栄えてきました。港周りに造船所や製鉄
所、石油精製所などの大きな煙突が連なる工業都市です。

 学校は室蘭市の北部の丘陵地帯にあり、周囲は牧草地と森林、畑などの農村地帯で、北
海道としては比較的温暖で過ごしやすいところです。学校の近くに室蘭市の水源「チマイ
ベツ浄水場」があり、チマイベツ川とペトトル川にはさまれた自然豊かなところです。

 本校は、児童数の減少から1978(昭和53)年春に、市内一円どこからでも通学で
きる『特認校』として胆振管内で最初に認可されました。現在(2017年4月1日現
在)は、3学級21名の児童が在籍し、スクールバスで市内全域から通学しております。

 春には「山菜採り」「山菜調理」「球根掘り」「苗ポット作り」、夏には「全校宿泊学
習」「水泳学習」、秋には、学校見学会を兼ねた「公開参観日」、冬には「ふれあい雪遊
び」や「スキー学習」など豊かな自然を生かした教育活動がたくさんあります。
 また、裏山に設置してある『忍者の里』と言った遊具施設や、校庭にある『なかよしア
スレチック』など、自然を生かした遊び場もあります。

 本校では色々な活動を体験できますが、何といっても本校の一番の特色に挙げられるの
が花壇づくりです。花壇づくりは児童活動の一環として、種採り・種蒔き・苗作り・花壇
への植え付けなど一連の作業が、子どもたちの活動を中心に行われます。少人数で作業量
が多いため、保護者や地域の方々をはじめいろいろな方々のご支援を受けておりますが、
私たちはこれらの活動に大きな意義を感じております。春の花壇には2000本前後のチ
ューリップが咲き誇り、夏から秋にかけては様々な花が来校者の目を楽しませておりま
す。近隣の方々からは『花の学校』と呼ばれています。

 畑では野菜作りも行っており、収穫祭ではカレーライスを作ったり、色々な調理をして
給食の時間に味わったりしています。また活動の様子をまとめ、発表したりする活動にも
取り組んでおります。

 夢と希望を育む明るい学校づくりをめざし、児童・保護者・教職員が一丸となって、
様々な活動に取り組んでおります。本校でお子様を学ばせてみたいとお考えの保護者の皆
様、機会がございましたらぜひ一度本校の見学にお越し下さい。お待ちしております。
              


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