《 校長挨拶 》

    室蘭市立喜門岱小学校長

        無量林 高史


 喜門岱小学校は室蘭市北部の丘陵地帯にあり、周囲は牧草地と森林、畑などの農村地帯です。チマイベツ川とペトトル川にはさまれた自然豊かな場所で、学校の近くには室蘭市の水源「チマイベツ浄水場」があります。1896年(明治29年)に元室蘭尋常小学校喜門岱仮分教場として開校し、120余年の歴史を刻んでいます。1978(昭和53)年に、市内一円どこからでも通学できる『特認校』として胆振管内で最初に認可され、現在16名の児童が、スクールバス等で市内全域から通学しています。

 春には「球根掘り」「花の苗植え」、夏には「全校宿泊学習」「水泳学習」、秋には「球根植え」、冬には「ふれあい雪遊び」や「スキー学習」など豊かな自然を生かした教育活動を行っています。それらの中でも、本校の一番の特色は「花壇づくり」です。種蒔き・苗作り・花壇への植え付け・種採りなど一連の作業を、子どもたちが中心となって行っています。一部、大人の手を借りるところもありますが、子どもたち中心に行うことに大きな意義を感じています。春の花壇には1500本前後のチューリップが咲き誇り、夏から秋にかけては様々な花が来校者の目を楽しませており、近隣の方々からは『花の学校』と呼ばれています。また、畑では野菜づくりも行っており、収穫祭では全校児童でカレーライスなどを調理し味わっています。

裏山にある『忍者の里』という遊具施設や、校庭にある『なかよしアスレチック』など、自然を生かした遊び場もあります。夢と希望を育む明るい学校づくりをめざし、児童・保護者・地域・学校が一丸となって、様々な活動に取り組んでいます。機会がございましたら是非一度見学にお越しください。