8月30日(木)に、3年生がイタンキ浜にビオトープ学習に行きましたので、学習活動の様子を紹介します。
前日の29日(水)の3・4時間目に、アリーナで事前学習が行われました。講師の方を招き、スライドを見ながら説明を聞きました。そこから、「ビオトープづくり」とは、海岸の地形や流れる沢水を利用して、植樹を進めながら多様な生き物の住処を作り、自然を守っていく活動だと教えてもらいました。その環境を作るという点で、イタンキの海が適していることや、具体的なビオトープの造成工事の進め方などを分かりやすく教えていただきました。実際にビオトープの写真を見せてもらう中で、子どもたちからは、「ここ、行ったことがあるかも。」、「こんなにきれいな花が咲いているんだね。」、「こんなにきれいな水が溜まっている場所があるなんて、知らなかった。」と、いろいろな反応がありました。個々にビオトープに対する知識を得て、翌日のビオトープ見学学習への期待を膨らませていました。
翌日の30日(木)は天候に恵まれ、イタンキ浜に見学学習に行きました。前日に紹介されたビオトープに足を踏み入れ、講師の方と簡単に昨日のおさらいをしました。その後、実際にビオトープに入ってみました。子どもたちの中には腰下くらいまで水に入る子もおり、皆が水辺の活動を楽しんでいました。水辺の活動を通して、多くの生物が生息していることを実感できました。たくさんの草花を目にしたり、バッタやコオロギ、オタマジャクシやドジョウなどの生物を見つけたりして、子どもたちにとっては、身近な自然と接する貴重な機会となりました。夏の有意義な自然体験活動ができて、よかったです。
今回の活動を通して、子どもたちには自然に触れる楽しみを感じたり、このような素敵な場所が室蘭にあることを知ったりすることができました。この経験が自然愛護や郷土愛の精神につながってくれれば、嬉しく思います。3年生が今後、今回の学習活動をどうまとめていくかが楽しみです。
3年生の保護者の皆様には、どのような活動をしたのかやどのような感想をもったのかなどを、ご自宅で子どもたちと振り返っていただけるとありがたいです。また、ビオトープ学習で使う道具やお弁当の準備もありがとうございました。




