先週、5年生では学級ごとに家庭科室で、調理実習を行いました。今回は、5年3組の学習の様子をお伝えします。
今回、調理実習で挑戦したのは、ご飯とみそ汁でした。
まず、お米をよく研ぎ、適量の水を入れました。水の冷たさに耐えながらみんなで米を研ぎ、研ぎ進めると、水の色が徐々に変わっていくことを実感できました。教科書を参考にして一定時間の吸水時間を確保したのち、鍋に米を入れてガス台に置き、火を点けました。事前の学習で習った米を炊く際の火加減を思い出し、グループで声を掛け合い、時間をチェックしながら米が炊けるのを待ちました。途中で鍋の蓋を開けることがないので、鍋から出る蒸気や気泡の様子に注意しながら、ご飯を炊き終えることができました。
ご飯の調理と同時進行で、大根と油揚げのみそ汁づくりを進めました。今回は、煮干しをだしに使いました。煮干しの頭とはらわたを丁寧にとり、計った水の中に煮干しを入れました。火を加えながら、煮干しの色が水に付いていく様子を見て、だしの存在を感じていました。教科書で学習した切り方を生かして、各グループで大根と油揚げを切りました。添える手の場所や包丁の動かし方に気を付けながら、千切りや短冊切り等、思い思いに具材を切り進めました。その後、具材を煮て、みそを少しずつ溶かしながら味の調整を進め、みそ汁を完成させました。
試食では、思い思いに感想を伝えながら、食べ進めていました。「ご飯、少し硬かったな。」、「鍋で炊くご飯は、おいしいな。」、「家のみそ汁とは、違う味だわ。」、「野菜にも、しっかり火が通っておいしい。」等の感想がありました。
調理実習を重ねていく中で、調理の仕方はもちろんですが、調理しながら食材や調理器具の整頓をすることもできるようになったのは、成長した点の1つです。また、調理中に困ったことがあってもすぐに先生を頼らず、グループで話し合ったりワークシートを見返したりして、自分たちで解決しようと努力する姿もすばらしかったです。このような経験が、子どもたちの生活力の向上につながるのではないかと思います。とても実りある調理実習ができました。









