図工の学習(5・6年)

 先週に1・4年生の図工の学習についてお伝えしましたが、今回は5・6年生の図工の学習についてお伝えします。
 5年生では、ランドセルを描く学習をしました。下描きでは、ランドセルをどの方向から見た構図にするかを考え、いかに立体感を出すかに力点を置きながら、丁寧に下描きを進めていました。ランドセルのパーツとパーツの重なりや、付属の金具や縫い目のステッチなどの細部を表現する工夫をしている子がいました。色塗りでは、絵の具と水の調合を慎重に行い、同じ色でも明るい色と暗い色を作り出していました。光が当たっている場所は明るく、影になっている場所は暗くという色づかいをして、立体感が出る色のグラデーションを目指していました。
 6年生では、音楽室にあるアコーディオンを描いていました。アコーディオンの構図を考えてから写真をクロムブックで撮影して、下描きに取り組みました。写真を撮ったものを印刷して楽器全体の様子を広く見たり、撮影した写真を拡大して部品の形状を細かく見たりして、本物に忠実な絵を目指していました。色塗りでは、鍵盤の重なりによって生じる陰影を表現したり、アコーディオン特有の丸みのある立体感を表現したりすることに力を注ぎました。5年生と同様、濃い色を塗りこみすぎないように注意して、水の量を調整して色を作り、色のにじみやぼかしを生かして塗り進めていました。
 どちらの学年もたくさんの時間を費やし、渾身の作品が完成しました。同じ題材でも構図や色調の違いがあって個性的な作品となり、さすが高学年という絵が並んでいます。作品は、各教室前の廊下掲示板に飾られています。ぜひ、ご来校された際には、子どもたちの力作をご覧いただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 


2024年11月07日