先週の8日(金)の3~5時間目に6年生が、9月に行った修学旅行の活動報告を同じクラスの5年生に対して、行いました。
この学習は6年生の総合的な学習(きらめき)の一環で、学習目標やテーマのもとで行ってきた修学旅行の活動を、来年、修学旅行に行く5年生に伝達する機会です。具体的には、6年生が事前に調べたこと、修学旅行で学んだこと、事後に調べ直したことから合わせた情報を、クロムブックで作成したスライドにまとめ、小グループの中で伝えるという内容でした。
活動を見てみると、6年生の活動の工夫が随所に見られました。まずは、見てもらう5年生にとって、分かりやすい内容にすることです。文字だけではなく、写真やイラストなどを交えた興味をひくスライドを作成しました。また、たくさん伝えたいことがある中で伝えることをいくつかのポイントに絞っていました。次に、話し方を工夫することです。事実として伝えることは明確に伝えながら、適度に自分の感想や思いを盛り込んでいました。ただスライドを読み上げるだけではなく、手作りの原稿やメモを生かし、ときには5年生の様子を見て、追加の説明を入れるなどの工夫をしながら、話を進めました。説明が終わってからは、グループごとにフリートークタイムを設け、5年生から修学旅行に関する質問を受け、6年生がその一つ一つに対して丁寧に答えていました。
6年生にとっては、人に分かりやすく説明するという目標のある活動を通じ、楽しかった修学旅行の思い出を振り返りながら、自分が学んできたことを分析して、まとめる機会になったと思います。相手によって伝える内容を考えたり話し方を変えたりすることの重要性にも、気づいたのではないでしょうか。5年生からは、「宿泊学習と目標が似ていたな。」、「修学旅行でも、自分たちで考えて行動するんだね。」などと、学んだことを理解する声が聞こえ、何より修学旅行への期待感が増す機会となりました。5年生にとっても、6年生にとっても、有意義な学習活動になったと思います。



